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【目指せ!2020東京五輪】4/24『アジア選手権』でブシロードクラブ・オレッグ選手とathletic camp LION・荒木田進謙選手は悔しい結果に…今後の奮起に期待!!

2019年04月26日

2019年4月24日、中国・西安にてレスリング『アジア選手権2019』が開催され、ブシロード所属のオレッグ・ボルチン選手と、athletic camp LION所属の荒木田進謙選手がともにフリースタイル125kg級に出場。11選手出場中、オレッグ選手が7位、荒木田選手が8位という悔しい結果でしたが、東京五輪へ向けて大きな成果も見えた大会となりました。

■オレッグ選手「もっともっと自分の力を信じて闘う」

まずはオレッグ選手が1回戦でモンゴルの強豪、Munkhtur, Lkhagvagere選手と対戦。実力拮抗した一進一退の攻防のなか2点を積み重ねたオレッグ選手が勝利し2回戦へ進出。

続いてはウズベキスタンの新鋭で昨年のジュニア世界選手権で3位に入ったRakhimov, Khasanboy選手と対戦。ベラルーシでの合宿で何度かスパーリングをしており「練習では一度も勝てなかった」相手に、実戦ではあと少しのところで届かず2-4で敗退。残念ながら7位という結果に終わりました。

試合後、オレッグ選手は「1回戦のモンゴル選手とは以前一度試合して、投げが得意でバランスがいいことは分かっていたが勝てて良かった。2回戦のウズベキスタン選手は、序盤にタックルで点をとられてしまったので、ラスト30秒で勝負に出る作戦だったが遅かった。もう少し早く仕掛けていれば勝てたと思うし反省しかない。今後も国際大会で成績を残せるよう、もっと自分の力を信じて前に出る試合をしたい。さらに自分の絶対的な得意技を作ってどんな試合でも出せるようにすること、それが今後の課題です」と前向きに語りました。

■荒木田選手「これからは本気で人生を賭けてやります」

同階級トーナメントでは反対の山に入った荒木田選手。初戦でタジキスタンのAnakulov, Farkhod選手と対戦。序盤に2点先取を許したものの2点を取り返して2-2の同点となり、ここからさらに逆転の流れがきたかと思いきや「いつもは自分がスタミナで最後まで動けるのが逆に…」相手に反撃されてしまい、2-4で敗退となった。

まさかの初戦敗退となってしまった荒木田選手は試合後「悔しいです。練習の追い込みが足りなかったし、自分から攻めた時に一点もポイントが獲れなかったのが敗因。自分に何が足らないのかを明確にして、練習に対する姿勢も見直して何かを変えていかなければいけない。“東京五輪でメダルを獲ること”を目標に、それに近づけるようにこれからは本気で人生を賭けてやります!」と強い気持ちを語っていました。

レスリングフリースタイルの世界最重量級(125kg)で厳しい現実を突きつけられながらも、来年の『2020東京五輪』を目指して必死で闘い続けるオレッグ選手と荒木田選手。今後も両選手への暖かい声援を引き続きお願い致します!

【試合結果】
フリースタイル125kg級
▼オレッグ・ボルチン(カザフスタン=ブシロード)    7位=11選手出場
2回戦 ●[0-2]Rakhimov, Khasanboy(ウズベキスタン)
1回戦 ○[2-0]Munkhtur, Lkhagvagere(モンゴル)
※敗者復活戦に回れず

▼荒木田進謙(athletic camp LION)   8位=11選手出場
2回戦 ●[2-4]Anakulov, Farkhod(タジキスタン)
1回戦  BYE
※敗者復活戦に回れず


【選手プロフィール】
■オレッグ・ボルチン(Oleg Boltin/フリースタイル125kg級)
1993年2月10日生まれ(26歳)、カザフスタン出身。身長185cm。山梨学院大学卒業。幼少期よりレスリングをはじめ、2013年アジア・ジュニア選手権で2位、日本へ留学してからは全日本大学選手権で史上7人目の4連覇を果たし、2017年ブシロードへ入社。2018年アジア大会で8位入賞、2018、2019年全カザフスタン選手権で2連覇。日本とカザフスタンを行き来し、両環境の良い部分を生かしながら2020東京五輪出場を目指す。


■荒木田進謙(あらきだ・のぶよし/フリースタイル125kg級)
1988年3月26日生まれ、31歳。青森県出身。身長180cm。青森・八戸クラブ、光星高校、専修大学卒業。2018年より新日本プロレスとニッポン放送によるスポーツ教室「athletic camp LION」所属。2004、2005年に高校三冠王を獲得、2008年全日本選手権優勝、2010年アジア大会3位、2015年世界選手権8位、2016年リオ五輪出場は叶わず一時引退したが、2018年に復帰し全日本選手権で復活優勝(7度目)。2020東京五輪へ向けて研鑽の日々。


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