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【ブシロードクラブ】山口剛選手、国際大会で久々の銀!!「永田監督の全力サポートでいつも以上の結果が出ました!」

2019年04月11日

 4月6、7日、モンゴル・ウランバートルで開催された『モンゴル・オープン2019』に、ブシロードクラブの山口剛選手がフリースタイル97kg級で出場し、決勝戦でモンゴルの強豪選手に惜敗するも“銀”メダルを獲得しました!

 山口選手が出場したのはモンゴルで毎年開かれる『モンゴル・オープン』という国際大会で、モンゴル選手はもちろん、ロシアやヨーロッパ、アジアの強豪選手も出場するため、世界での試合勘をキープするには絶好の大会。

 初戦となった2回戦、モンゴルの新鋭選手を10-0で倒した山口選手は準決勝で若手実力者のMUNGUSHAGAI TUMURBAT選手と対戦。序盤で0-2とリードを許したものの、後半戦で得意の片足タックルからローリングを決めるなどして4-3で逆転し、決勝進出!

 決勝戦は同階級で世界ランキング3位(2019/4/8現在)のBATZUL ULZISAIKHAN選手。世界トップレベルとの実力差を測る絶好の機会を得た山口選手、序盤はお互いに仕掛け合う五分の体制が続いたが、中盤でモンゴル選手の入ったタックルで山口選手がバランスを崩し転倒。これが響いて0-6で敗退となったが、見事“銀”メダルを獲得しました。

 昨年10月の『世界選手権』以来、約半年ぶりの国際試合となった山口選手は「今回の目的としていた世界3位のモンゴル選手と決勝戦で闘えたことは大きな収穫でした。準決勝で当たった選手も力がメチャクチャ強くてビビったんですけど、自分の得意な片足タックルもいい形で入れましたし、練習通りの動きができたことが良かった」と充実した内容に安堵の表情でした。

 ちなみに今回のモンゴル遠征には新日本プロレス・永田裕志選手がブシロードクラブの監督として帯同。レスリングのナショナルコーチとしてのライセンスも持つ永田選手は日本選手団の面倒も見ながら、山口選手のスパーリングパートナーもこなし、さらには新日本プロレスでも活躍したブルー・ウルフ選手こと、ドルゴルスレンギーン・セルジブデ選手と友好を深めるなど、八面六臂の大活躍!

 そんな永田選手のサポートもありながら準優勝に漕ぎ着けた山口選手は「永田監督の全力サポートでいつも以上の結果が出たと思います」と手応えを感じた様子。

 監督の永田選手は「今回、モンゴルの強者たちを相手に最初から攻めていったことは良かったが、そこから先には課題が残った。決勝戦で負けて悔しい思いもしたが世界有数の強豪と闘えたことで得たものも多い。2020年東京オリンピックへ向けて一歩ずつ進化していることを感じた」と太鼓判。今後に大いなる期待を寄せていました。

 今後『東京五輪2020』出場へ向けては、6月『全日本選抜選手権』での国内勝利がマストとなる。まだまだ厳しい闘いが続く山口選手をみんなで一緒に応援しましょう!!


【プロフィール】
山口剛(やまぐち・たけし/フリースタイル97kg級)
1989年4月4日生まれ(30歳)、岐阜県出身。身長180cm。2007年に高校4冠王を達成し早稲田大学へ進学。2012年『全日本選手権』優勝、2013年『世界選手権』8位入賞。2014年2月、単独遠征先のジョージアで左ヒザじん帯を断裂。必死のリハビリを経て同年12月『全日本選手権』97kg級で復活優勝。2015年『アジア選手権』銅メダル獲得、2016年リオ五輪はあと一歩のところで予選敗退。2017年春に再び復帰し12月『全日本選手権』復活優勝、2018年3月『アジア選手権』3位、8月『アジア大会』5位。2020東京五輪出場権獲得を目指して奮闘中。<ツイッター @YamaTake0404>


▼結果
【97kg級】山口剛(ブシロード)  2位=9選手出場
決 勝 ●[0-6]BATZUL ULZISAIKHAN(モンゴル)
準決勝 ○[4-3]MUNGUSHAGAI TUMURBAT(モンゴル)
2回戦 ○[Tフォール、10-0]MENDKHUU SUREN(モンゴル)
1回戦  BYE


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