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33年ぶりの快挙に山口剛選手&荒木田進謙選手も貢献!! レスリング『ワールドカップ』にて日本チームが銅メダル獲得!!

2018年04月10日

 4月7、8日、米国・アイオワ州にて開催された、レスリング男子フリースタイル『ワールドカップ』にて、ブシロード所属の山口剛選手、レッスル・アカデミー(新日本プロレスとニッポン放送によるレスリング教室)所属の荒木田進謙選手の活躍もあり、なんと1985年以来33年ぶりに日本チームが3位に入賞して銅メダルを獲得しました!

レスリング『ワールドカップ』は、国別の団体戦となっており、10階級10名で勝敗を決する対抗戦。今年はA組として日本、米国、ジョージア、インドの4カ国。B組はキューバ、アゼルバイジャン、カザフスタン、モンゴルの4カ国で上位進出が争われました(強豪国ロシアとイランはビザが発行されず不出場)。

日本チームの予選1回戦となったジョージア戦には、97kg級で山口剛選手が出場しましたが世界最高レベルの実力者の前に良いところを見せられず10-1で撃沈。予選2回戦のアメリカ戦では125kg級で荒木田選手が登場しましたが0-10で敗退。

しかし予選3回戦となるインド戦では、山口選手が6-2、荒木田選手が4-0と軽量級の快進撃に続けて勝利! チームとしても9-1快勝し、3位決定戦への切符を手にしました。

銅メダルが懸かったキューバ戦では、山口選手、荒木田選手の出場はなかったもの、中軽量級の勢いは止まらぬまま125kg級の山本選手が逆転勝利を収めて見事に3位入賞! 総勢20名で戦い抜いた日本チームは歓喜に沸きました!

ちなみにブシロード所属のオレッグ・ボルチン選手もカザフスタン代表として『ワールドカップ』出場を果たしましたが、1試合に出場し敗退、チームは7位となりました。

試合を終えた山口選手は「今回、日本チームは雰囲気もよくモチベーション高く試合に臨めた。ただ自分の初戦(vsジョージア選手)は序盤に一本背負いでバックをとられてから焦ってしまい最後まで気持ちが切り替えられなかった。次戦(インド選手)でも6ポイントをとってから消極的になって自分のスタイルが出せず反省しかない」と自分の試合を振り返った。

ブシロードクラブ監督として山口選手、荒木田選手、オレッグ選手をまとめる新日本プロレス・永田裕志選手は「世界で勝つことが難しい重量級で山口、荒木田とも2試合中1試合でも結果が出たことは良かった。山口は勝とうが負けようがもっと積極性が見たかった。頭で考えるレスリングより獰猛さがなければ世界では勝てない。荒木田はヒザの調子が良くなかったが自分らしさが出た試合だった。もう1ランク上に行くためアグレッシブさがほしいところ。日本チーム全体としては勢いがあり東京五輪へ向けて成長しているのを感じた。8月のアジア大会へ向けて上昇気流に乗ってほしい」と語ってくれました。

この後、山口、荒木田、オレッグの3選手は米国・ペンステート大学での合宿を経て成田へ帰国予定。ひとまわり大きく逞しく成長して帰ってくる姿に期待したい!