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【ブシロードクラブ】山口剛選手、12/20-21『天皇杯 全日本レスリング選手権』直前インタビュー!「世界と闘えるのは僕だけ。1年で進化した姿を見せます!!」

2018年12月18日

 2018年12月20日(木)より、東京・駒沢体育館で開催される『天皇杯 全日本レスリング選手権』に男子フリースタイル97kg級で出場する、ブシロード・山口剛選手に直撃インタビュー! 2020東京五輪の日本代表選手を決める上で重要な試合となる今大会ですが、山口選手の視線の先には“世界”が見えていました…!!(取材日:12月11日)

■世界強豪と渡り合い、ワールドランキングで8位に!

-- いよいよ『天皇杯』まで10日を切りましたが、仕上がりは?

山口 いいと思います! 今日も出稽古で自衛隊のほうに行って来たんですがいい練習ができました。最近、山梨学院、日大、自衛隊と出稽古を増やしていて、慣れることがない環境に自分を置いて常に緊張感をもった練習ができてます! たまに自宅に帰りたくなりますけど…笑。

-- 今年を総括してみていかがでしょう?

山口 去年、レスリングに復帰して、12月の『天皇杯』では辛うじて優勝できたもの、今年6月の『選抜選手権』で負けて、さらに『プレーオフ』で勝って、世界選手権へ出場することができました。色々あったんですが、海外で試合するのは本当に楽しくて、最高だなと改めて感じた1年でした。

-- 今年は海外でも結果を出して、なんとワールドランキングでは現在8位に入りましたね!(2018/12/18現在)

山口 ありがとうございます。3月『アジア選手権』で3位に入って、8月『アジア大会』では世界メダリストクラスの強い選手としか試合をしなかったことが自信になりました。とくにずっと出たかった『アジア大会』は入場から雰囲気が最高で、オリンピックではこれ以上の注目度があると思うと、絶対出たい、出るんだという気持ちになりましたね。

■“世界で闘うのは俺だ”という存在感を見せる

-- 10月『世界選手権』で9位に入るなど躍進した1年でもありました。

山口 7月の『プレーオフ』で勝てたことが大きかったです。それだけに今回の『天皇杯』では国内での確固たる地位を築いて“世界で闘うのは俺だ”という存在感を見せられたらと思ってます!

-- アジア大会でイラン選手に転がされたり、世界選手権で元キューバのイタリア選手に不覚をとったりと、世界で色んな経験してきましたしね!

山口 そうそう、あとウズベキスタン選手に45秒でテクられたりとか…って、ちょいちょいちょい! それは冗談ですけど“世界を知っているのは俺しかいない”という思いで、世界で勝てる勝ち方を見せていきたいです!

-- ちなみに同じブシロードのオレッグ・ボルチン選手とは?

山口 彼がいる山梨学院へ行って10日間ほど一緒に練習したんですが、疲れて夜動けなくなるほどいい練習ができました!笑 でも普段練習する相手って凄く大事で、オレッグみたいな海外のめちゃくちゃ強い選手と練習すると疲労度がまったく違うんです。10日くらいでやっと慣れてくるんですが、世界でメダルを獲る選手たちはそれでやっているから勝てるんだと思います。

-- 疲労の抜き方は永田(裕志)監督に教わってますしね!

山口 はい、大ベテランの永田監督に教えてもらって、また新日本プロレスの試合がないときは練習も見てもらっていて本当に感謝してます!

-- では最後に意気込みをお願い致します!

山口 今年は世界で試合をしてきたことで、世界で勝つために必要なこと、勝てるスタイルが見えてきました。今年の集大成となる大会で1年前と比べて進化したところを見てもらいたいです。僕の階級でも若い選手がどんどん育ってきていて脅威は感じますけど、それ以上に“俺の進化が止まらねぇ!!”というところを見せて優勝したいと思います!

■永田裕志監督(新日本プロレス)のコメント

「山口が去年のこの大会で復活優勝してから1年、どうなることかと思いましたが、練習方法や試合スタイルをずっと試行錯誤しながらやってきて、10月の世界選手権では9位という結果も出すことができた。日本人選手もレベルが上がってきているが、それをはるかに超える強さで1年の集大成を見せてくれるはず。2020東京五輪へ向けて今まで苦しかったことを全部ぶつけて、最後は笑って1年を締めくくってくれたら最高ですね」