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【TOKYO 2020】ブシロード・山口剛選手がレスリング『2018年世界選手権』出場!!「世界メダリスト級の実力を体感したい!」
2018年10月18日
2018年10月20日よりハンガリー・ブダペストにて開催されるレスリング『世界選手権』へ、ブシロード・山口剛選手(フリースタイル97kg級)が出場します!8月『アジア大会』ではウズベキスタン選手相手に流血負けを喫したものの、世界との差は縮まっていることを実感したという山口選手。10月『世界選手権』へ向けての意気込みを直撃しました!
■山口“ランペイジ”剛となって大暴れしてきます!!
-- 2018年世界選手権まであとわずかになりました!
山口 (以前ケガした)ヒザの不安は若干ありますが調子はいいです。最近はウェイトで筋力アップをしていますので、8月のアジア大会よりは力強い試合ができると思ってます!
-- アジア大会では流血ストップという悔しい結果に終わりましたが…
山口 悔しい結果でしたが、世界で5、6番手の選手と試合ができて自分の力が通用することは分かりました。でも世界の一番上の選手とやらないと自分の本当のレベルは分からない。その領域を知りたいので、今回はオリンピックへ向けて世界レベルを体感したいです。そこでどれだけ自分が通用するのか、何を準備しなければいけないのかを東京オリンピックまでに明確にしなきゃいけないので、それを見つける試合にしたいです。
-- 2013年『世界選手権』では今回と同じハンガリーで8位(33選手出場)という結果でしたね。
山口 ハンガリーは縁起のいい土地だと思ってます。今回は去年の6位以内の選手を喰っていきたい。そういう選手に勝てたら間違いなくオリンピックのメダルが見えてくると思うので、自己最高位の8位を超えていけるようにしたいです!
-- アジア大会以降に取り入れたものとは?
山口 最近はステップワークからの攻撃など、重量級でもスピードや動きの勝負に持ち込めるようやっていて実戦でも試していきたいです。あとは試合の序盤に相手が畳み掛けてきた時に防げるだけの地力が必要になってくるのでウェイトなどフィジカル面もしっかりやっています。
-- 先日『スポーツ報知』の企画で篠原信一さんの直撃レポートも受けましたね。笑
山口 そうですね、日本重量級の大先輩の篠原さんとお話しできて、天才的に面白い方だと思いました。そこで“篠原スペシャル”も伝授されたような気がしますので(笑)、篠原さんにもいい報告ができるよう頑張りたいです!
-- また母校『早稲田大学』では「壮行会」も開催され歴代OBの皆さんから熱い激励も受けましたね。
山口 本当にたくさんの方に応援していただいて嬉しい限りです! 皆さんの期待に応えられるよう絶対にメダルを持って帰ります!
-- では世界選手権へ向けての意気込みを!
山口 夏の『アジア大会』では全く暴れられず……暴れようとしたら流血でストップされて悔しい思いをしましたが、今回は日本重量級の“暴れん坊”は誰なのかをハッキリさせるためにも、山口“ランペイジ”剛となってハンガリーで大暴れしてきます!!
-- 山口“ランペイジ”剛選手の大暴れを期待してます!
チャンピオン級の選手とはやってみたい気持ちが強い
そことやれるように勝ち上がって、最低でもメダル
1日目が軽量と予選、2日目が敗者復活戦と決勝
東京オリンピックへ向けてメディアの皆さんも多くなってるので
■永田裕志『過去最強の“山口剛”が仕上がってきた』
-- 永田監督から見て今の山口選手は?
永田 調子はイマイチと言っていた割には足も動けていて、相手にプレッシャーかけることもできてきたし仕上がりはかなり良い。トレーニングメニューも自分で考えてやっているからその成果が日に日に出てるね。自分がどういう攻め方をすればいいかがよく分かってきたと思いますね。
-- 世界選手権への期待感は?
永田 体が大きくなってるし、2016年のリオ五輪を目指していた時よりも力がついて崩しも強くなってますね。それを発揮できれば十分いける。
-- 楽しみな世界選手権ですね!
永田 東京五輪までいよいよ1年半。過去最強の山口剛が出来上がってきていますので、今回の世界選手権では全力を尽くして必ず世界へ爪痕を残せるように頑張ってほしいゼアッ!!
【プロフィール】
山口剛(やまぐち・たけし/フリースタイル97kg級)
1989年4月4日生まれ(29歳)、岐阜県出身。身長180cm。2007年に高校4冠王を達成し早稲田大学へ進学。2012年『全日本選手権』優勝、2013年『世界選手権』8位入賞。2014年2月、単独遠征先のジョージアで左ヒザじん帯を断裂。必死のリハビリを経て同年12月『全日本選手権』97kg級で復活優勝。2015年『アジア選手権』銅メダル獲得、2016年リオ五輪はあと一歩のところで予選敗退。2017年春に再び復帰し12月『全日本選手権』復活優勝、2018年3月『アジア選手権』3位、8月『アジア大会』5位。
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